行動経済学 2019 11 24

・人間は、合理的な経済人ではない。
つい損をすることをしてしまう。
・みんなで同じ行動をすると損をする。
・需要が多く、供給が少ないと、価格は上昇する。

 とある日の午後、喫茶店は、すいていて、
客よりも店員のほうが多いくらいだった。
 ところが、突然、混みだして、
注文のレジは、長蛇の列となった。
 外を見れば、いつの間にか、
雨が上がり、青空が見えていた。
 この状態は、需要が多く、
供給が少ない状態と言えるかもしれません。
 本来であれば、価格は上昇するが、
喫茶店のコーヒーの価格は、
価格硬直性があるので、上昇しない。
 しかし、ホテルの価格は、柔軟なので、価格は変動する。
たとえば、3連休は、みんな旅行に行きたくなってしまう。
 こうなると、ホテルの価格を通常の2倍にしても、
満室になってしまう。
 つまり、みんなで同じ行動をすることは、
需要が多く、供給が少ない状態になるので、
価格は、急上昇する。
 このような場合において、合理的な行動とは、
雨の日の喫茶店に行く。
そうすると、手厚いサービスが受けられるかもしれません。
 3連休は避けて、普通の土日に旅行をする。
そうすれば、高額なホテル代を払わなくてよい。
 しかし、人間というものは、
「わかっちゃいるけど、ついやってしまう」ことで損をする。
 雨が上がって、晴れてくると、つい出かけたくなる。
3連休があると、大混雑がわかっていても、つい旅行に行きたくなる。
 多くの人間は、気分に支配されて、合理的な行動ができない。
しかし、気分に左右される人間の行動を狙えば、儲けは大きくなる。
需要のひずみ、需要の偏在を狙うのが、商売の秘訣かもしれません。
 みんなで同じ行動をすると損をする。
しかし、集団心理にも支配され、合理的な行動ができない。





































































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